観測技術– tag –
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Space Exploration
【MMX計画】NASAも認めた日本の技術。「恐怖(フォボス)」という名の月へ着陸せよ
NASAのローバーたちは火星の「大地」を走り、火星探査を進めています。 しかし、2026年度、日本(JAXA)はあえて視点を少し上に向けます。 目指すのは火星本体ではなく、その周りを回る2つのいびつな月。 「フォボス(Phobos:恐怖)」と「ダイモス(Deimo... -
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火星の大気は地球の1%。不可能を可能にしたヘリコプター「インジェニュイティ」
1903年、ライト兄弟が地球で初めて動力飛行に成功しました。 それから118年後の2021年4月19日。人類はついに「地球以外の惑星」で動力飛行に成功しました。 その偉業を成し遂げたのが、重量わずか1.8kgの小さなヘリコプター、「インジェニュイティ(Ingenu... -
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火星のCO2から酸素を作れ! 探査車パーサヴィアランスに搭載された実験装置「MOXIE」
2021年、火星のジェゼロ・クレーターに降り立った最新ローバー「パーサヴィアランス」。 彼の写真を見て、「あれ? キュリオシティと同じじゃない?」と思った方も多いでしょう。 Image Credit: NASA/JPL-Caltech 無理もありません。設計図の90%はキュリオ... -
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砂嵐はもう怖くない。太陽電池を捨てて「原子力」を積んだキュリオシティ
火星探査機オポチュニティは、火星全土を覆う砂嵐によって永遠の眠りにつきました。 「太陽電池は、クリーンだけど、砂と夜には勝てない」 NASAのエンジニアたちは決断しました。 「次のローバーには、天候に左右されない最強の心臓を持たせよう」 Image C... -
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設計寿命90日、稼働5000日。火星の砂嵐と戦った探査車「オポチュニティ」の伝説
NASAは「ソジャーナ」の成功を受け、2004年、より大型で高性能な探査車を2台、火星に送り込みました。 双子のローバー、「スピリット(Spirit)」と「オポチュニティ(Opportunity)」です。 Image Credit: NASA/JPL-Caltech 彼らに与えられたミッション期... -
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着陸方法は「運任せのボール」? 衝撃のエアバッグ着陸と、小さな冒険者ソジャーナ
2026年現在、火星にはキュリオシティのような「軽自動車サイズ」の巨大ローバーが走り回っていますが、その道を開いた「最初の一台」をご存知でしょうか? 1997年。NASAが送り込んだ「マーズ・パスファインダー」です。 彼が連れて行ったのは、電子レンジ... -
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「気づき」「覗き」「突入する」。太陽の謎「コロナ加熱問題」に挑戦する、人類の執念の物語
太陽には、まだ解き明かされていない謎がたくさんあります。その中でも最大の謎のひとつと言われているのが「コロナ加熱問題」です。 Image Credit: NASA/Goddard 通常、熱源(ストーブなど)から離れれば離れるほど、温度は下がりますよね? しかし、太陽... -
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太陽のコロナは静かじゃなかった。常識を覆した日本の衛星「ようこう」の功績
今でこそ、太陽の表面で爆発(フレア)が起きたり、ガスが噴き出したりするのは教科書に載っているような、みなさんが知っている知識です。 しかし、ほんの30年ほど前まで、天文学者たちはこう思っていました。 「コロナは基本的に穏やかで、活動は限られ... -
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太陽の大気圏に突入する人類最速の衛星、パーカー・ソーラー・プローブの挑戦
もし、イカロスの父ダイダロスがもう少し科学に詳しかったら、神話の結末は変わっていたかもしれません。 彼の失敗はシンプル、耐熱素材の選定ミスでした。 融点がわずか60℃程度の「蜜蝋(みつろう)」で翼を固めてしまったこと。これが全ての間違いです。... -
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人類最後の死角。太陽の「北極と南極」を見るために旅立ったソーラー・オービター
太陽系のすべての惑星は、太陽の赤道ではなく「黄道面(地球の公転面)」にほぼ沿って回っています。太陽の自転軸はこの面に対して約7度ほど傾いているため、極地は地球からの観測の死角になっていました。 従来の太陽観測(SOHOやACE、ひのでなど)は、地球...