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その質量、99.86%。私たちの「生みの親」である、ありふれた恒星の話
水星から海王星まで、太陽系には個性豊かな8つの惑星があります。 氷の惑星や、ガスの巨人、そして生命あふれる地球。それぞれの解説記事は下記リンクにあります。 しかし、これらの惑星をすべて合わせても、太陽系全体の「重さ」のわずか0.14%にしかなら... -
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望遠鏡を使わずに見つかった星。海王星の深い「青」と、すべてを吹き飛ばす音速の風
冥王星が準惑星になった今、太陽系の「最果ての惑星」となったのが海王星です。 地球からは肉眼で見ることのできない、遠く暗い世界。 しかし、その姿は息を呑むほど美しい「深い群青色(ディープブルー)」をしており、ローマ神話の海の神「ネプチューン... -
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天王星はずっと「寝て」過ごしている? 横倒しで転がる惑星と、42年間の長い孤独
望遠鏡で見ると、のっぺりとした青緑色の顔をしている天王星。 あまり目立った模様もなく、地味な印象を持たれがちですが、実は太陽系で一番の「変人(変わり者)」と言っても過言ではありません。 他の惑星がお行儀よくコマのように回っているのに対し、... -
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土星は「巨大なプール」があればプカプカ浮かぶ? 宝石のような見た目と、軽すぎる中身の話
天体望遠鏡を買った人が、最初に見たがる星ナンバーワン。 それは間違いなく土星です。 あの美しい「輪っか(リング)」を持った姿は、まさに太陽系の宝石。 望遠鏡で初めてあのリングを見た瞬間、「本当に図鑑の通りだ!」と感動して声を上げてしまう人も... -
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太陽に落ちないための「猛ダッシュ」。水星が過酷な宇宙で生き残る方法
太陽系で最も内側を回り、太陽に一番近い惑星、水星。 地球から見ると、いつも太陽のすぐそばにいるため、まぶしくてなかなか姿を見せてくれない恥ずかしがりな星です。 そんな水星について、ふとこんな心配をしたことはありませんか? 「あんなに太陽に近... -
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「太陽が西から昇る」あまのじゃくな星。金星が隠し持つ「美貌」と「地獄」のギャップ
夕方、西の空に一番星として輝く「宵の明星」。 あるいは、明け方の東の空に輝く「明けの明星」。 その正体は、地球のすぐ内側を回るお隣の惑星、金星です。 美の女神「ヴィーナス」の名を持ち、その美しい輝きから古くから愛されてきた星ですが、実は太陽... -
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木星の「赤い目」が見つめるもの。実は彼が、地球を守る「盾」だった話
夜空を見上げると、ひときわ明るく、王者の貫禄を放って輝く星があります。 太陽系最大の惑星、木星です。 その大きさは地球の約11倍、質量はなんと318倍。 ローマ神話の主神「ジュピター(ゼウス)」の名を持つこの巨人は、ただ大きいだけではありません... -
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火星が「赤い」本当の理由。そして、その夕焼けだけが「青い」という科学的な話
夜空に赤く輝く星、火星。 その不気味なほどの赤さから、古代の人々は「戦火」や「血」を連想し、ローマ神話の軍神「マルス」の名を与えました。 しかし、現代の科学が明らかにしたその「赤さ」の正体は、血や炎のように激しいものではありませんでした。 ... -
Myths & Stories
ついにダークマターの「正体」を捉えたか? 東京大学などのチームが有力な証拠を発表
宇宙の質量の約85%を占めるとされながら、その正体が100年近く謎に包まれていた「ダークマター(暗黒物質)」。 2025年11月、この長年の謎に終止符を打つかもしれない重要な研究成果が、学術誌『Journal of Cosmology and Astroparticle Physics (JCAP)』... -
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宇宙で一番『お行儀の悪い』大食い客。ブラックホールは穴じゃない?
今日は、宇宙で一番有名で、一番怖い天体「ブラックホール」のお話をしましょう。 名前のせいで、多くの人が「宇宙空間にぽっかり空いた『穴』」だと思っています。 マンホールの穴みたいに、そこに落ちたらどこか別の場所に繋がっている……そんなイメージ...