ゆう– Author –
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Astronomy Basics
宇宙天気予報はなぜ必要か?|防御不能の90秒が示した教訓
「太陽嵐(CME)」は地球の電気を消してしまう恐れがある、というお話をきいても、 「でも、そんな映画みたいなこと、本当にあるの?」と思う方、いらっしゃるかもしれません。 あったのです。 今から30数年前、1989年3月13日未明。 カナダのケベック州。... -
Astronomy Basics
太陽はただ燃えているだけじゃない。1億個の水爆がいきなり爆発する「フレア」の仕組み
私たちは普段、太陽を「ポカポカと暖かい、変わらない恵みの星」だと思っています。 しかし、特殊なフィルター(SDOなど)を通して見ると、その顔は全く違います。 表面は常に沸騰し、磁力線が複雑に絡み合い、時折、想像を絶する大爆発を起こしているので... -
Space Exploration
宇宙天気予報の主役。SOHOとSDOの決定的な違いは「視力」と「場所」
テレビのニュースや、科学番組で、 「太陽の表面で爆発が起きました!」 という映像を見たことはありませんか? 金色に輝く表面から、炎の龍(プロミネンス)が噴き出し、時には紫色や緑色に美しく発光している……あの息を呑むような高画質映像。 あれを撮... -
Space Exploration
宇宙にも「台風」がある? スマホや飛行機を止める「宇宙天気」の正体
みなさん、朝起きたら天気予報を見ますよね? 「今日は雨だから傘を持っていこう」 「台風が来るから家で過ごそう」 実は、空のずっと向こう、宇宙にも「天気」があることをご存じでしょうか。 もちろん、宇宙空間に雲はありませんし、雨も降りません。雨... -
Space Exploration
なぜ「地球の写真」を撮るのか? 太陽風観測の最新鋭DSCOVRの数奇な運命
ラグランジュポイントL1には、SOHO、ACEがいます。 彼らは基本的に、常に太陽の方を向いています。太陽風がやってくる方向を見なければならないので、当然ですよね。 しかし、2015年にL1に到着した最新鋭の衛星DSCOVR(ディスカバー)は違いました。 彼は... -
Space Exploration
スマホやGPSを守る「1時間の猶予」。最前線基地ACEが送る警告シグナル
以前、太陽をじっと見つめ続ける衛星「SOHO」のお話をしました。 SOHOはカメラで「あ、太陽からガスが噴き出したぞ!」と教えてくれます。 しかし、それだけでは不十分です。 飛んできたガスの塊(プラズマ)が、「本当に地球に害を与えるものか?」 まで... -
Space Exploration
ネットで見る「青と赤の太陽画像」の正体。30年選手「SOHO」の偉業
ラグランジュポイントL1に、もう30年近くも居座り続けている「主(ぬし)」のような探査機がいます。 その名は、SOHO(ソーホー)。 ESA(欧州宇宙機関)とNASAが協力して打ち上げた、太陽観測衛星のレジェンドです。1995年に打ち上げられ、2025年現在で約... -
Astronomy Basics
なぜスペースコロニーはそこに浮かぶ? ラグランジュポイントL4・L5の秘密
ラグランジュポイントのうち、L1とL2は、便利な場所ですが、常にジェット噴射でバランスを取らないと落ちてしまう「不安定な場所」でした。 しかし、残る「L4」と「L5」は別格です。 ここは、宇宙空間にぽっかりと空いた「重力の水たまり」のような場所。 ... -
Astronomy Basics
太陽の「L1」、宇宙の「L2」。ラグランジュポイントは地球を挟んで背中合わせの特等席
ラグランジュが見つけた「宇宙の地図(5つのポイント)」の歴史を、以前お話ししました。 今回は、その中でも現代の科学者たちがこぞって探査機を送り込む、「L1」と「L2」について深掘りします。 Image Credit: NASA この2つは、地球を挟んでちょうど反対... -
Astronomy Basics
ラグランジュ点とは何か?|宇宙の「特等席」を予言した数学者
「ラグランジュポイント」。 最近ではジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のニュースや、SFアニメ『ガンダム』などで、この言葉を耳にする機会が増えました。 「重力が釣り合う不思議な場所」 「宇宙のたまり場」 そんなふうに解説されることが多いですが、そ...