観測衛星・宇宙望遠鏡– 宇宙を「見る」ための人類の眼 –
宇宙から天体を観測する人工衛星や宇宙望遠鏡を解説する記事をまとめています。太陽観測衛星や惑星探査機の観測装置と成果を紹介します。
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Space Exploration
NuSTARとは?|宇宙の「骨」まで透かして見る眼鏡
2012年、NASAがある変わった望遠鏡を宇宙へ送り出しました。その名は「NuSTAR(ニュースター)」。 正式名称は「Nuclear Spectroscopic Telescope Array(核分光望遠鏡アレイ)」と言います。……なんだか舌を噛みそうな名前ですね。 このNuSTAR、見た目がち... -
Space Exploration
XMM-Newtonとは?|宇宙を丸ごとスキャンする「巨大な瞳」
実は、宇宙にも私たちの目には見えない「熱い光」が溢れています。今日は、そんな目に見えない宇宙の「素顔」を丸ごと捉えてしまう、凄腕のカメラマンをご紹介します。 その名は、「XMM-Newton(エックスエムエム・ニュートン)」。 名前は少し難しそうで... -
Space Exploration
XRISMとは?|宇宙の「熱」を聴き分ける、虹色の耳をもつ望遠鏡
「XRISM(クリズム)」という名前、なんだか響きがかっこいいですよね。これは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)とNASAが協力して開発した、最新のX線天文衛星です。 Image Credit: NASA’s Goddard Space Flight Center Conceptual Image Lab でも、「X線」と... -
Astronomy Basics
チャンドラX線観測衛星とは?|静寂な夜空に隠された「暴力的な」宇宙の真実
星空を見上げると、心が落ち着くような穏やかな景色が広がっているかもしれません。 私たちは普段、この「静かで平和な宇宙」を見て癒やされていますよね。 でも、もし私たちの目が「X線」を見ることができたら。 今見上げているその夜空は、まったく別の... -
Recent News
超巨大ブラックホールを発見|すばる望遠鏡が見つけた「120億年前の急成長」
国立天文台から、ちょっとびっくりするようなニュースが届きました。 それは、「120億年前の宇宙に、ものすごいスピードでご飯を食べているブラックホールが見つかった」というお話です。 「ブラックホールがご飯を食べる?」 そう思ったあなた。ふふ、実... -
Space Exploration
スピッツァー宇宙望遠鏡とは?|赤外線で「宇宙の体温」を描いた冷たい画家の物語
みなさんは、温かい飲み物が入ったマグカップから立ち上る湯気を眺めるのは好きですか? ゆらゆらと揺れる湯気を見ていると、なんだかほっとしますよね。でも、もし部屋の明かりを全部消して真っ暗にしてしまったら、その湯気は見えなくなってしまいます。... -
Astronomy Basics
地球の「双子の妹」はなぜ変わってしまったの?欧州の探査機EnVisionが挑む、40億年のミステリー
みなさんは、夕方の西の空にひときわ明るく輝く「一番星」を見つけたことはありますか? そう、金星(Venus)です。 あの美しい輝きを見ていると、まさかその星の表面が、鉛も溶けるほどの灼熱地獄だなんて想像もつきませんよね。 Image Credit: NASA/Godd... -
Astronomy Basics
【完全包囲網】LIGO・VIRGO・KAGRA。重力波望遠鏡が「4台」あると何が変わるのか?
重力波の観測は、アメリカのLIGO(2台)、欧州のVIRGO(1台)、そして日本のKAGRA(1台)と、計4台あります。 「そんなにたくさん要るの?」と思うかもしれません。 しかし、天文学者たちは「KAGRA、早く動いてくれ!」と日本の参加を心待ちにしていました... -
Astronomy Basics
宇宙の「場所」を特定せよ。欧州の重力波望遠鏡「VIRGO」と、最強の防振装置
アメリカのLIGOは人類で初めて重力波を捉えました。 しかし、LIGOには一つだけ弱点がありました。 「何か聞こえたけど、どの方向か分からない」のです。 LIGOは2台ありますが、2台だと「あっちの方角の、どこかの円周上のどこか」という、非常に広い範囲し... -
Astronomy Basics
アインシュタインも諦めた「時空のさざ波」を捉えた、LIGOの巨大な4kmの腕
天文学の歴史には、いくつか「革命の日」があります。 ガリレオが望遠鏡を空に向けた日。 そして、2015年9月14日。 アメリカにある巨大観測装置「LIGO」が、ある信号を捉えました。 それは、13億年前に二つのブラックホールが衝突して合体した瞬間の、時空...