【2026年2月の星空】寒さの底で輝く「冬のダイヤモンド」と、見つけると長生きできる星「カノープス」

2月は一年で最も寒さが厳しい季節ですが、それは同時に「一年で最も空気が澄んでいて、星が綺麗に見える季節」でもあります。

凛とした空気の中で、南の空低くに赤く輝く「長寿の星」を探してみませんか? 温かいコーヒーを片手に、2月の星空散歩へ出かけましょう。

2026年2月の星空
Image Credit: NAOJ
目次

2月の天文カレンダー

  • 2月2日(月): 満月(スノームーン)
    • 雪が降り積もる頃の満月。寒空に白く輝く月は格別の美しさです。
  • 2月17日(火): 新月
    • 月明かりがないため、星空観測や写真撮影のベストタイミングです。
  • 2月21日(土): 細い月とプレアデス星団(すばる)が接近
    • 西の空で、繊細な月と宝石箱のような星団が寄り添います。双眼鏡があると最高に綺麗に見えます。

今月のハイライト①:冬のダイヤモンド

冬の夜空を見上げると、一等星たちが巨大な六角形を描いています。 「冬のダイヤモンド(冬の大六角形)」です。

  • シリウス(おおいぬ座)
  • プロキオン(こいぬ座)
  • ポルックス(ふたご座
  • カペラ(ぎょしゃ座)
  • アルデバラン(おうし座
  • リゲル(オリオン座

この6つを繋いだ豪華な宝石の首飾りは、都会の空でも見つけることができます。 特に今年は、このダイヤモンドの中に木星が明るく輝いており、一層賑やかな空になっています。

今月のハイライト②:【2月20日前後】「水星」を見つけるチャンス

月の星空でもう一つ、見逃せないイベントがあります。 太陽系の一番内側を回る、逃げ足の速い惑星「水星(Mercury)」です。

水星はいつも太陽のすぐそばにいるため、普段は太陽の眩しさに隠れて全く見えません。 そんな水星が、太陽から一番離れて見やすくなる日。それが2月20日の「東方最大離角」です。 今回は「夕方」の西の空です。

観測のポイント

  • いつ?:2月15日〜25日頃の、日没後30分〜1時間の間。
  • どこ?西の空、超低空。地平線までスッキリ開けた場所が必要です。
  • 裏ワザ:2月19日(木)を狙ってください! この日は、水星のすぐ近くに「生まれたての細い月(二日月)」がいます。 「月の右下あたり」を探せば、ポツンと光る水星が見つかるはずです。

肉眼でも見えますが、空がまだ少し明るい時間帯なので、双眼鏡があるとベストです。 「あれが水星か……!」と確認できた時の感動は、他の惑星とはひと味違いますよ。

今月のハイライト②:南極老人星「カノープス」

2月の南の空、地平線すれすれに、見慣れない赤い星が見えたらラッキーです。 りゅうこつ座の「カノープス」。 全天で2番目に明るい星ですが、日本ではあまりに低い位置にあるため、空気の澄んだ冬の夜、南が開けた場所でしか見られません。

中国では「南極老人星」と呼ばれ、「一目見ると寿命がのびる」という言い伝えがあります。関東エリアでは千葉南端、 関西エリアであれば和歌山方面など、南側が海になっている場所が狙い目です。

参考文献

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この記事を書いた人

「深夜の星空喫茶」管理人。 三度の飯より星とミルクティーが好き。飯もちゃんと好き。

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